小さくても会社など経営していると、これまでも就職希望の学生達と話す機会は幾度となくあった。10年前とここ数年、明らかに激変!を感じる。
創業時から考えていたプロジェクトを実施しようと、さまざまな人と会うようにしている。その中で必然的に学校に足を運ぶ機会が増えているが、ショックを受けた。
一般の大学生にも感じていたことだけど、最近は、「クリエイティブ」な業界を目指す子たちが、ちっともクリエイティブじゃないこともショック。ものをつくるなら、既存のものや課題にしばられず自由に表現したい欲求は? 作品を発表する機会があれば我こそは、とはならないのか。。。 どうやら、授業以外での勉強は「チャンス」ではなく、苦痛、、、のようだったり。
ある程度決まりがないと考えられないんですよ。
賞金とかモチベーションがあがる何かを提示しないと動きませんよ。
そ、そうなんだ。。。
作品を作りたい、見せたい欲求より、賞金か。。。
これが、海外の学生や若者、日本にいても留学生は違う反応だったりするからまたショックだったりする。
よく考えれば大人の世界もそうだ。いろんな場面で、「もう少しこうすればもっとよくなる」と提案したところで、「それはわかるけど、予算外の余計なことはしなくてよい」と切り返されたり。(「予算内でもっとよくなることを考えて欲しい」の方がまだよい。)「面白いことをゼロから考えましょう!」より、「面白くなくてもいいから、しっかり予算がつくような仕事をしていきましょう」。
子ども達って、こうした大人の背中をしっかりとみてるってことだな〜〜。
少し前は、会社にいようが、どこにいようが、無茶する人やめちゃくちゃな人、また「よし、やろう」って肝の座った人もいたんだけどなあ〜。
そういう人たちが今の、アニメ産業も自動差産業も支えていたはず。
枠や規制の中へ、小さく、小さく、小さくな〜れ。。。
いいのか? 日本のものづくり、大丈夫かなあ〜〜。
とはいえ、弱小企業の私も、そういう未来の若者達に夢も与えられなければ、どーんと支えられもしない。世の中全体も余裕がないのだろうが。
それもまた、つらくむなしい。