7年前、長男を出産
したとき……
私はしっかり
たっぷり産休をとるつもりで、スタッフに引き継ぎをしていました(自営業なので自分が代わりをみつければよいため)。なので、
保育園情報など一切、調べておりませんでした……。本音をいえば、私の両親は共働きをしていて、幼い頃から託児所等に預けられ、小学生になると低学年の頃からずっと高熱が出ようが一人で留守番していたこともあり、
自分は、子どもが3歳くらいになるまでは自宅で育てたいなあ〜なんて思っていたので……。仕事は信頼できるスタッフに任せ、経過を聞きながら、仕事はセーブしよう!と思っていました。
しかし……
仕事をすべて引き継いだスタッフは、突然辞め
産後1ヶ月!?で仕事に復帰せざるをえなくなり……
慌てて保育園巡り……を開始したのです……
出産ギリギリまで働いていたことや、家の引っ越し、事務所の引っ越しなど産前産後はバタバタとしていたため、産後もしばらく本当に疲労
していて、立ち上がるのもつらいという状態で仕事?なんて……
でも、やらなければ会社が潰れてしまうし、仕事を頂いている会社からの信用も一気に失ってしまう……ということで、慌てて保育園探しを始めました。
長男は3月生まれ……その突然の保育園探しを始めたのは、5月上旬ゴールデンウィークの頃。
申し込めば入れる……と思っていた保育園。
公立は到底無理
私設の託児所、ベビーシッター、実家へ往復三時間で預けたり……
最終的には
東京都の認証保育園に入りました。
待機児童という言葉も、
認証保育園という言葉も、
ダブル保育という言葉も……みんなこのとき知り、そして一気に重くのしかかってきました[:ふぅ〜ん:]
この、認証保育園の月謝も後に入れた公立保育園に比べると高いけど(公立は収入によって保育料が変動)、でも、それ以前のベビーシッター、ダブル保育、実家の往復……に比べればどんなに楽になり、生活も、私の精神面も安定していったことか……
よく、保育園もそうですが、学童保育のことでも、役員などをしていると、土曜日の夜などに園外での説明会などに呼ばれます。
最近、よく耳
にするのは「公設民営化」のこと。正直、仕事でめいっぱいのときに順番とはいえ、こうした説明会に出なくてはならないのは面倒くさい……と思うのですが、あるとき、そのなかで、「自分達が卒園してしまう後のことだから……と無関心になることはできる。けど、今自分達が公立保育園(学童)に安心して子どもを預けて仕事ができるのは、
今までの先輩ママ(ワーキングママ)たちがこの制度を守ってきてくれたから……」ということを話していた人がいて、気持ちが変わりました。
私自身の子ども達は、もう大きくなっています。でも、自分が安心できたこと、よかったこと、もっとこうなればいいな……ということ……そんなことは後輩ワクママたちのためにも考えていかなくちゃいけないよなあ〜と。
少子化……が叫ばれながら、連日、保育園不足、産婦人科の問題、そしてここにきて雇用の問題……生む前から二の足を踏んでしまうような情報が氾濫していて……。
ニュースゼロでは最近よく、こうした保育園の実態を紹介していて……もっと考えてもらえると……と嬉しく思っています。
「今、自分に直面している問題」を優先に人は考えるものなので、きっと「雇用」「経済」といったことばかりクローズアップされていますが。
長い目でみると、少子化とか、保育園のこと……っていろんな問題が生じるはずなのに……と。
自分の子どもはもう大きくなって来ていますが、「先輩ワーキングママ」として何かできることは……と考えるようになっています。